スキーデビューが楽しみになってきたんだけど、スキーの持ち物って何を持っていけばいいのかなぁ?
スキーをするためには、スキーやスキーブーツはもちろん、ウェア、ゴーグルなど必要、またはあったらいい小物もあるよね。
それを全部買わないといけないとなると、結構大変だね。
必要なもの、できれば用意したいもの、あると便利なものに分けて考えてみよう。
スキーに必要なもの
- スキー板
- スキーブーツ
- ストック
- スキーウェア
- グローブ
- ゴーグル
①~③スキー板、スキーブーツ、ストック
スキー板って色々とあるけど、どんなのを選べばいいの?
何よりも大切なのは、自分の体形とレベルに合った板を選ぶということだね。
それってどういうこと?
一般的には身長-5cmから-10cmと言われているけど、初心者はもっと短くて自分の肩くらいの長さでも問題ないんだ。それ以下の長さはあまりおすすめしないけどね。板は短くなれば操作性が上がる分、スピードが出た時の安定性が下がってしまう。でも初心者がスピードを出すことってないでしょう?
たしかに(笑)スピード出てほしくないね。
それに加えて、できるだけ軽く、柔らかい板を選ぶと扱いやすい。
でも、どうやって軽くて柔らかい板ってわかるの?
このサイトでも初心者・初級者におすすめのスキー板を紹介しているよ。あとは近くのスキーショップに出向いて、店員さんに聞くといいかも。
なるほどね。店頭なら実際に触れて見て、わからないところは店員さんに聞けるものね。でも、店頭に行くと、売りつけられるんじゃない?それに買わないと悪い気もするし(笑)
そんなことはないよ(笑)。詳細は省くけど、スキーというスポーツの性質上、各スキーショップさんにとっては「中長期的なお得意様を育てる」ことが、「目の前の板一本の売り上げ」よりよっぽど大切なんだ。
そうなのね。それなら安心して行ってくるね!
スキーブーツを選ぶ際には、必ず実際に履いてから購入することをおすすめするから、いずれにしても、店頭に足を運ぶことが大事になってくる。
そうなの?でもネットで検索すると、初心者はフレックス50から80くらいの柔らかく、足幅もゆったりしたブーツを選べばいいって詳しく出てくるから、それを目安に買えばスキーショップに行かなくてもいいと思ってた。
ココちゃんなりに調べたんだね(笑)少し難しい話になるけど、フレックスっていうブーツの硬さを表す指標には、統一性がなく、各メーカーによって違ったりするんだ。足幅に関しても、人それぞれ足の形や幅が違うから、ただ広ければいいってものでもないんだよ。
じゃあ店頭に出向けば、スキー板もブーツも、それと合わせてストックも選んでもらえるってわけね。でも全部買い揃えるってなるとお金がかかるね。
うん。だからスキー板、スキーブーツ、ストックに関してはレンタルで始めてもいいと思うんだ。実際にスキーをしてみて続けると思えば、それから買い揃えても大丈夫。レンタルなら初期出費が少なくて済むというメリット以外にも、実際に使用してみて、自分に合った板の長さやブーツのサイズを知ることもできる。
それいいかもね!ありがとう、ワサビ君。
④~⑥スキーウェア、グローブ、ゴーグル
スキーウェアやグローブ、ゴーグルを選ぶ時に注意することってある?
ウェアやグローブは、快適にスキーを楽しむためには、水を通さない防水性、蒸れない通気性が大事だね。防水性に関して言えば、10,000mm以上あれば、普通のゲレンデで着用する分には十分だよ。
できれば、おしゃれでかわいいのがいいな(笑)
そうだね(笑)ゲレンデファッションだから、個性やセンスで選ぶというのも楽しみの1つだね。費用を抑えたい人は上下セットを購入する、プライベートブランド(ショップのオリジナルブランド)や旧モデルを検討するという方法もあるよ。
うん。ところで、ゴーグルはどうすればいいの?
初心者に関して言えば、安いものでも大丈夫!
でも曇ったりすると見にくいし。
曇り止めスプレーを使うって方法もあるよ。もちろん予算があれば、曇り止め処理がされているゴーグルを選ぶのもOK。
目を雪焼けから守るっていう意味ではサングラスでもいいの?
サングラスだと転倒した際などに目を衝撃から守るって意味では、やはりゴーグルに及ばないんだ。だから特に初心者・初級者にはゴーグルがおすすめだよ。
できれば用意したいもの
- ヘルメット
- アンダー
- スキーソックス
- 日焼け止め
①ヘルメット
ヘルメットは安全面から考えるとあったほうがいいのかなって思うんだけど、なんかダサいイメージがあるのよね(笑)
僕が活動する海外のスキー場では、ほとんどの人がヘルメットを装着してるよ。上級者に関して言えば、ヘルメット装着率はほぼ100%と言っても過言ではないよ。この記事では「できれば用意したいもの」のカテゴリーに含めたけど、僕個人としては、「必要なもの」だと考えてるんだ。
そうなの?!上級者なんて転倒すること少なさそうだから、なくても良さそうなのに。
ヘルメットは転倒時だけではなく、他のスキーヤーやボーダーによる衝突時や、リフト下滑走時などにリフト上からスキーやストックなどの物が落下してきた不測の事態にも、頭部を守ってくれるんだ。
そんなことがあるの?!
そうなんだよ。それにヘルメットにも様々なデザインやカラーがあるから、ゲレンデファッションのコーデの1つとしてセンスを見せることができるアイテムなんだよ。
ウェアに合わせたカラーを選んでもいいし、逆にワンポイントアクセントみたいにしてもいいわね。かわいいステッカーを貼るのもいいかも。色々考えてみると楽しみが増えるね!
おしゃれに関してはココちゃんに任せるよ(笑)
②アンダー
アンダーってなに?
アンダーは肌の上に直接着るものだよ。保温性もそうだけど、スキー中にかいた汗を吸収して汗冷えを防ぐんだ。Tシャツなどでは、汗で濡れた場合、逆に冷えてしまうこともあるからね。
そうなのね。でも今ネットで調べてみたけど、アンダーもなかなかいい値段するのね。
実は安く抑える方法があるんだ。
ほんと?知りたーい!
僕も普段レッスンの時とかは、ユニクロのヒートテックをアンダーとして着ているんだよ(笑)1枚1000円以下で買えちゃう時もあるし、実際に着てみて支障がないから。
ワサビ君、まさかユニクロの回し者?
違うよ(笑)ただ少しでも役立つ情報を届けようとしてるだけだよ。
③スキーソックス
普通の靴下だとダメなの?
ダメって訳ではないんだけど、できれば用意した方がいいかな。
スキーを快適に楽しむために特化されたソックスってことね。
うん。スキーソックスは普通の靴下に比べて、通気性、保温性に優れるだけではなく、ずり落ちにくいようになってるんだ。硬いプラスチックのブーツの中で靴下がずり落ちてきて、シワになってくると、その部分が痛くなってきたりすることもあるんだよ。また縫合の部分もスキーブーツの中で不快になりにくいように考えられているんだ。
なるほど。たかが靴下、されど靴下ってことね。
そういう言い方をすると、一生懸命に開発しているメーカーさんに怒られるよ(笑)。あと、僕個人の意見だけど、スキーソックスは薄手のものと厚手のもの2種類持っておくと便利だよ。
それってどうして?
ブーツをレンタルする時に、少し緩かったり、逆に少しキツかったりした時に、微調整することができるし、自分のブーツでも、一日中履いていると、履いた感触が変わってくることがあるからなんだ。
そんな豆知識どこで知ったの?
知り合いのブーツフィッターさんから聞いたの。ブーツフィッターの仕事については、別の記事で紹介しているから、機会があれば読んでみてね。
④日焼け止め
寒いところに行くのに日焼け止めって意外ね。
実は雪の上ってすごく日に焼けるんだよ。それにスキー場って影がない場所が多いでしょ。紫外線対策として、日焼け止めは準備しておきたいね。
日焼けしてヒリヒリすると思いっきり楽しめないしね。
1つの目安として、SPF50+以上のものを選ぶといいね。
あると便利なもの
- 簡易ワックス
- リフト券ホルダー
- フェイスマスク、ニット帽
- スキーバッグ、ブーツバッグ
①簡易ワックス
簡易ということは、簡単に塗れるワックスということね。
その通り!主に液体(リキッド)やスプレータイプのワックスのことを言うんだ。
でもスキーって何もしなくても勝手に滑るんじゃないの?雪の上だし。
実はそうじゃないんだよ。スキーはワックスも含め、チューンアップしないと、性能を引き出せないんだ。またチューンアップしても徐々に滑走性は落ちてくる。特にレンタルする人は、万が一スキー板の状態が良くなかったとしても、簡易ワックスを持っていれば大丈夫。スキーチューンアップについては、別の記事で紹介してるよ。
そうなのね。でも私初心者だから、あまり滑らない方が怖くなくていいかも(笑)
そう思うよね。でも違うんだ。前に別の記事でも少し触れたけど、スキーは「すべるということ」を利用するスポーツなんだ。すべりにくいと操作しづらかったり、上達の妨げになってしまうんだよ。
②リフト券ホルダー
これはわかるかも。せっかく買ったリフト券を失くしちゃったらショックだもんね。
リフト券ホルダーには「首からかけるタイプ」のものや、「腕に巻きつけるタイプ」、チェーンなどでベルトの紐などにかけるものもあるから、自分にとって使いやすいものを選ぶといいね。
③フェイスマスク、ニット帽
これは防寒対策ね。
その通りだね。それにフェイスマスクは顔の日焼け防止、ニット帽はスキーの休憩中や後に、ヘルメットなどで崩れた髪型を隠すのにも便利だよ。
ワサビ君も髪型の崩れとか気にするんだ。意外だった(笑)
......
④スキーバッグ、ブーツバッグ
スキーバッグやブーツバッグがあると持ち運びに便利ね。
うん。それに、スキーキャリアなどを積んでいない車でスキーに行った場合、帰りの車内に濡れたスキーやブーツを入れることになってしまうと、車が汚れてしまうもんね。
そうなっちゃうとせっかく楽しかったスキー旅行がね。帰宅した後の掃除の手間を考えると、スキーバッグとブーツバッグはあったら便利だね。
いかがでしたでしょうか?スキーに必要なもの、できれば用意したいもの、あったら便利なものに分けて紹介しました。もちろんこれらの他にもあるかと思いますが、あくまで1つの目安として活用していただければ幸いです。それでは、HAVE A GOOD SKI TRIP!